米国カリフォルニア州ロングビーチ市で経済開発促進事業に携わるLong Beach Economic
Development Bureauは、Development Tech、Color Broadband、G-site
Web、MMInternet、Vernier
Networks、Intermecなどの企業から協力を得て、公衆無線LAN(いわゆるホットスポット)を利用した無料のインターネット接続エリア「Wireless
Internet District」を整備するプロジェクトを進めている。
すでに同市の中心部にあるダウンタウン全域が「Downtown Long Beach Wireless Hot
Zone」に指定されており、Pine
Avenue周辺でサービスが開始されている。同エリアにはIntermecの提供する全天候型アクセスポイント「MobileLAN
2100」が設置され、IEEE802.11bの無線LAN規格により最大11Mbpsの通信速度にてインターネットが利用できる。
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LongBeachPortals.com
| 通常、ホットスポットサービスでは事前登録や月額利用料が必要な場合が多いが、Wireless
Internet
Districtは、全て無料でサービスを提供。ログオン時に同市が特別に用意するポータルサイトがブラウザ画面に自動表示され、ダウンタウンで開催されるイベントやエンターテインメント情報、地元商店のセールス広告などを閲覧することになるが、その後は無制限でインターネットや電子メールを楽しめるようになっている。
Downtown Long Beach Wireless Hot
Zoneのサービス提供エリアは、現時点ではそれほど広くないものの、順次アクセスポイントの増設が行われ、将来的にはダウンタウン全域に加え、ベイエリアや空港施設内にもサービスが拡大されていくという。また、多数のユーザーによる同時アクセスを可能にし、移動中もローミングがスムーズに行われるよう配慮されるなど、クオリティの高いサービス実現が目指されている。
日本でもホットスポットは人気のサービスとなっているものの、市が先頭に立って無料でサービス提供を進めるプロジェクトは非常に珍しい。こうした動きが日本国内へも広がっていくよう大いに期待したい。
ホットスポット人気、モバイルIPフォン登場で、3G普及はゆるやかと予測 http://pcweb.mycom.co.jp/news/2002/11/29/16.html
1日だけの利用もOK - @niftyのIDでNTTコム「ホットスポット」が利用可能に http://pcweb.mycom.co.jp/news/2002/11/18/12.html
【コラム】シリコンバレー101 もしかしてユビキタス!? Boingoで判った意外な事実 http://pcweb.mycom.co.jp/news/2002/10/29/03.html
スピードネット、誰でも気軽に利用できるホットスポット実証実験を開始 http://pcweb.mycom.co.jp/news/2002/09/11/15.html
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